部下は上司の顔つきを見ているか?

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人が辞めない、採用に困らない、リピート率95%のビジネスモデル構築日記

時代は決して後戻りをしません。

私たちが暮らす日本では、ますます物価は上昇し続けるでしょう。 

冷静に考えてみれば地球の温暖化はますます加速していきます。

それは、災害、穀物危機、水不足、自然火災、食糧不足を招く要因になります。

世界各地で森が自然火災に見舞われています。
当然、自然火災が増えればCO2が発生してより温暖化は促進していくでしょう。

そのような時代の中で、私たちはいかに経営者として組織をリードし、
市場に必要とされる会社を築けるのか?

 

その為に必要なことは、2つです。

変化を柔軟に受け入れながら、常に市場や地域社会に目を向け、

今、お客様は何を問題として抱えているのか?

どんな課題があるのか?

それらの顧客が求める解決策を考え、
新しいビジネスモデルを立ち上げ続けることが必要です。

そして新しい事業を展開させイノベーションを起こしていく為に、
どのように現場の社員を巻き込み、目的や想いを伝え、
落とし込み、共感を得て、
組織として団結をして取り組めるか?

 

この二つを実現させる必要があります。

経営者としてのブレない軸(理念・ビジョン・ミッション)を持ち、
新しいビジネスモデルの仕組みと、
全社員に落とし込んでいく人材育成の仕組み 

この両輪に取り組むことが必要です。

 

これからの時代に最も大切な企業の軸足、
経営者の軸足は、理念・信念を持ち、
自分たちが売りたいものを売るのではなく、
世の中が何に困り、何を求めているのかを
客観的視点を持って見極め、

常に柔軟にピボットできるようにしていくことです。
※ピボットというのはバスケットの用語です。
ボールを持って3歩以上歩くとトラベリングという反則になる

 

経営者として私たちが、今具体的に
向き合わなければいけないことはなんでしょうか?

今のZ世代と言われる若い人、若い美容師の方々、
スタッフに対してどんなかかわりができるのか?

私たち経営者、経営幹部は常に忙しい日々を送っています。

しかし今多くの企業で起こっている問題は、
中間層のヒューマンスキルが伸びていないと言われています。
中間層の人間力が伸びていかないと何が起こるのか?

若手のスタッフが辞めていきます。
離職が止まりません。

なぜなのでしょうか?

 

一言で言うと『部下が上司の顔つきを見ていないから』だと思います。

経営者や幹部が毎日忙しく仕事に追われていると、
中間層と関わる時間が取れず、人間力を伸ばす機会を逃してしまいます。

それは結果、入社間もないZ世代のスタッフの
離職につながります。

また、コロナでマスクが習慣化された今では、
目元しか顔が見えない状態で仕事をしてきました。

口元が見えないので、
表情が見えづらい習慣がつきました。

どうしても目つきが悪く見えると、
コミュニケーションが取りづらくなります。

スタッフやお客様に対して、心理的安全性を与えるサービスや、
関わりができなくなります。

それに加え、Z世代はスマホを見て
コミュニケーションをとる習慣があります。
”顔”ではなく、”画面”を見てコミュニケーションをとります。

さらに、上司が忙しければ

『忙しそうなので相談なんかしにくいな』
感じて余計に顔を見て話すことがなくなります。

そんな環境下で今までと同じような関わり方では、
距離を縮めることなどできません。

若手スタッフは常に上司の顔つきを見ることがなくなり

忙しい上司と、関わることができなくなり

結果、若手スタッフも忙しさに追われていきます

そうすると、若手スタッフはどうなるのか?

『今忙しいからできません』と、
何かにつけて上司の要望を否定していきます。

上司や会社が困っていても、他人事になり、気にしなくなります。

上司が忙しくても、自分の仕事が終われば、
平気で『お先に失礼しま〜す』と帰ってしまいます。

さらには、自分のマイルールを作り、
自分独自の判断基準を持ち、
自分のペースで仕事をしようとしてしまいます。

いくら経営者が新しいイノベーションを会社で起こそうと思っても、
絶対に社員はついてくることはありません。

今こそ、山本五十六さんの言葉にある「やってみせ…」
のような関わりが必要なのでしょう。

 

今、私たちリーダーがしなくてはいけないことは、

現場の社員と共に、
会社のカルチャー(文化・風土)を築いていくことです。

今、多くの会社では、
売上が落ちていると会社ほど、『忙しい』、
『時間がない』と言っています。

忙しいから勉強していない、新しい情報が入っていない。
だからこそ、社員のやる気が出ずに、余計にダメになります。

そんな時こそ、社員を巻き込んで、会社全体で社内研修を実践し、
学び続けていると、自分たちの成長や可能性ににワクワクしてきます。

忙しいといって、新しいことにチャレンジしないと成長はしません。

不満ばかりに目がつき、
社員それぞれのマイルールが浸透していきます。

現場は若手から辞めていき 相変わらず忙しい上司は
仕組みを変えようとしなくなります。

社員が魅力に感じ、誇りを持てる会社のカルチャーが生まれません。

 

今必要なことは、

社員との『相互主観』を作り上げることです。

一緒に新しい刺激を受けることが大切です。

それは新しい行動をすることにつながります。

その為には、現場から学ぶ組織 学習する組織を作るから、
一人一人の体験価値が上がっていきます。

そうすることで、ワクワクする文化が会社の中に生まれます。

学ぶ会社は、みんなで体験したことを
『経験価値』にアップデートできます 

だから一人一人に可能性が芽生え、
もっとよくするにはどうすればいいかと考え始め、
知恵を絞り出します。 

一人一人の主体性が生まれやすくなるのです。

それは、起こりうる現象を、自分には関係ないと思うのではなく、
意味づけや価値付けができるようになることで、
自分ごととして捉えやすくなります。

ただ、社員の話を上司が聞くだけではなく、

社員の意見や声を丁寧にききながら、
上司が部下に対して、自分たちの仕事に対する
意味や価値づけをすることで、
社員の日々の体験や行動に、価値付けが生まれ、
『経験価値』へと変わります。

そうすることで、お互いの間に『相互主観』が立ち上がり、
多少の無理を言っても社員はついて来るようになります。

 

社員の経験価値を作り、意味づけをしていくことで、

さらには生きる意味の価値が上がるのではないでしょうか。

 

社員さんと、週に何度会話を通じて相互主観を持てるか

社員を巻き込んで、起こりうることに対して
価値付を共にしていくことで、
そこに生きる意味や目的が芽生え、
その輪を広げていくことで
『大きく社会に貢献できる会社』を作ることが
できるのではないでしょうか。

 

ますます、混沌とした、人々が忙しさに忙殺しやすい時代に差し掛かる今だからこそ、

本当の意味や価値を見つけ、

人生に大きな軸を持ち、明るい社会づくりに貢献していきたいと思います。

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