経営者の直感

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5店舗の美容室経営者:川崎元晴ブログ

直感に耳を傾ける

経営者にしかない直感というものがあります。

社員さんや他の人では気がつかないもの
経営者だからこそ立っているアンテナ

『フューリスティック』という言葉があります。

「発見的手法」という意味の心理学用語で、
必ずしも正しい答えではないが、経験や先入観によって直感的に、
ある程度正解に近い答えを得ることができる思考法です。

 

「経験則」と同義であるとも言われています。

経験を積んできたからこそ、
そして、立場(見ている視点)が違うからこそ感じるもの

例えば、信号が青のうちに横断歩道を渡りきれるかどうか、
人は歩数や速度などから緻密に検証しなくても、
慣れた動作で自然に渡れば間に合うと判断し、そのまま渡ります。

 

このように、普段の行動の裏には
ヒューリスティックによる思考が無意識のうちに行われています。

フューリスティックによって、素早い意思決定ができますが、
経験則などから判断をすることで、先入観や思い込みに
囚われすぎることもあります。

そこは気をつけないといけません。

社員さんやお客様への対応や、
経営的判断を、
自分の思い込みによる直感だけに頼っては誤ることもあります。

しかし、
逆に、周りの声や周囲の意見を聞きすぎて、惑わされ、
初めに感じた経営者的直感を鈍らせてしまうこともあるでしょう。

周囲や社員さんからの意見や反応に耳を傾けることも大切ですが、
経営者自身の直感にも、俯瞰的に意識を向けて、
その上で、判断をしていく必要があります。

「虫の知らせ」という言葉のように、
経営者のフューリスティックは、経営者でしか感じ取れません。

そこだけを頼りにしてはいけませんが、
この直感をおざなりにせず、
声に出してみて、
周囲の反応や、影響を伺いながら、状況判断をしていくことも
必要かと思います。

「あの時感じたことをちゃんと伝えておけばよかった!」

と、感じることがあります。

「直感」と「周囲の反応」
双方をうまく検証して、自己判断をしていくことも
一つの考え方かなと感じています。

 

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