コロナ禍でも人時生産性2倍! 美容室の生産性を高め、美容師の働き方向上の仕組みを発信!
4店舗の美容室経営者:川崎元晴ブログ
職場の風土を見直してみる
時代に合わせて、会社や職場の『風土』を見直していかなければいけません。
特に今後は、どんどん世の中が変化をしていきます。
そして、今までの常識だったことは、通用しなくなっていきます!
お客様から求められるお店や企業になっていく為には、変わりゆくニーズをいち早くキャッチして、
それをスピーディーにお客様の元へ届けれれるかどうかが問われます。
その為には、職場の上司と部下の関係性や、コミュニケーションの取りやすさ、
職場の雰囲気などが、働く人にとって、安心が出来て、自由さがあり、
仕事のしやすさを追求した風土になっているかどうかです。
これからの時代に合った風土づくりが出来ているか?
では、これからの時代に合った風土ってどんな感じなんでしょうか?
日本と世界の違いとは?
日本と欧米を比較するとわかりやすいかもしれません。
日本は、バブル崩壊時期まで世界のトップに立ち、先進国をリードしていました。
しかし、それ以降経済は上向きにならず、デフレからの脱却には至っていません。
先進国の中でも、非常に低い労働生産性の位置に甘んじています。
それはどうしてなのか?
日本の伝統的なモノづくりを、他国がまねできるようになったからではないでしょうか。
つまり、手先が器用でまじめで職人気質な日本の伝統芸は、Japan as No1!と言われ、
世界に類のない、品質を誇っていました。
しかし、デジタルが進化を遂げて、世界のあちこちで、マネがでいない精密さも、
コード化されたデジタル技術が、簡単に再現することを可能にしました。
すると、日本のこだわりが唯一の価値ではなくなっていくのです。
その時代の変化に取り残されるように、世界に置いてきぼりをくってしまっている日本があるのではないでしょうか?
野球とサッカーの組織構造を違った角度で観てみると?
日本は、昔から野球が盛んです。
しかし、世界はサッカーが主流なのかもしれません。
これは、たとえ話です。
たとえば野球というのは、チームプレーですが、ゲームの本質としては、
選手ではない監督や首脳陣の采配が、大きく結果に左右されます。
毎回、表と裏で攻守が入れ替わります。
そのたびに、ベンチに戻る選手に、監督やコーチが指示や戦略を伝え、戦います。
例えていうなら、野球というのは中央集権的な縦型組織のスポーツといえるのかもしれません。
上意下達的な部分がありますよね。
昔は企業もそういった、現場にトップが支持を伝えて動かしていく、ピラミッド型の組織が求められていました。
しかし、今は違います。
それでは、変化のスピードが速いこれからの時代においては、組織として機能しにくくなっていきます。
そう、サッカーというスポーツは、個の能力や判断力がとても大切です。
45分間の前半と後半の間にあるハーフタイム以外は、監督もコーチも具体的な指示を出すことは、
あまりできません。
ピッチに立った選手同士の連携で相手を攻め立てていきます。
個の判断や、選手(現場)の連携を重要なスポーツです。
そして、展開が早いスポーツです。
さっきまで攻めていたかと思えば、すぐ守りに入らなければいけない。
先輩プレーヤーを、ゲーム中に『さん付け』で読んでいては、いちいち連携が遅くなってしまうから、
ピッチ上では、先輩後輩関係なく、みんなが呼び捨てで読んでいると聞いたことがあります。
※ピッチの外では当然、目上の人に対する敬意をもっているはずです。
これからの職場環境に求められる企業風土とは?
今の企業や組織においても、どちらかというと、一人一人の個性や能力、特質をどう伸ばし、活かし、
自由な場の中でチームプレーを作っていくかが求められています。
世界の国や企業やコミュニティの価値観は、スポーツで例えるなら、サッカーのような場が重要視されて
いるのではないでしょうか?
野球のような縦型の指示命令系統を主軸とした戦い方では、通用しにくいのかもしれません。
これからの時代の変化は、ますますスピードが速くなってなっていきます。
今までの常識が非常識となり、新たな価値観が常識化されていくでしょう。
そんな、変化のスピードが加速化していく中では、
いちいち、今まで見たいに上司の許可をとったり、決済をもらうまでに時間をかけていては、
瞬間的に、ライバル企業に追い越されてしまいます。
また、商品化までに時間がかかるようでは、いよいよ市場に出そうと思った時には、すでに
市場のニーズは別のところにあるかもしれません。
私たちの会社や職場の中においても、
どんなポジションの人でも意見が言いやすく、自由な発想が様々な部署から湧き上がり、
自由闊達に、いいと思ったことを試しすことができる!
そんな環境を作っていく事によって、
社員が働きやすく、自分の特性を最大限に活かしながら、
それぞれの個性が際立って、強いチームとして、お客様により良いサービスを提供できるようになるのではないでしょうか?
それは、サロンや職場の、『社風と場づくり』次第だと思います。
環境変化の速い時代だからこそ、そのスピードについていけるだけの環境整備、風土づくり、ルールチェンジが必要だと思います。
お客様から求められるサービスや、他社との優位性、社員が働きたくなる職場づくりなど、
全ては、戦い方が変わっています。
発想と考え方を変えて、事業を見直していくタイミングなのかもしれませんね。