コロナ禍でも人時生産性2倍! 美容室の生産性を高め、美容師の働き方向上の仕組みを発信!
5店舗の美容室経営者:川崎元晴ブログ
個人の価値観が尊重される時代
時代はどんどんスピードを上げて変化をしていきます。
テクノロジーの進化と共に、私たちの生活習慣も変わっていきます。
さらに、
コロナや地球温暖化、戦争や災害などによる環境変化が起こる度に、
今までの日常にあった、常識が覆されていきます。
そのような中で、人の価値観や考え方は”多様化”していき、
過去に固執した考え方では、様々な場面で対応できなくなっていきます。
つまり、多様性が求められる時代は、さらに加速をしていきます。
私たちのライフスタイルや、趣味趣向、生き方にも
多様性があふれています。
そんな中で、美容室を経営している私たちに、
今後求められるものは、
『働き方の多様性』だと思うのです。
今までのような、
”美容師とはこういうものだ”という、固執した考え方ではなく、
その人それぞれに応じた働き方、
ライフスタイルや生き方に即した働き方が、
選択できる提案が必要だと思うのです。
そして、
そういった、柔軟な対応が仕組み化されている職場にしか、
人が集まらなくなっていくのではないでしょうか。
- 個室・ワンオペで、お客様とマンツーマンで働く、
- 時短勤務、
- バリバリ働き、しっかり稼ぐ、
- 副業をして働き、自分の可能性を広げたい、
などなど、個々に対応した働き方が求められます。
時代も、職場も、
個人主義が許される環境が求められ、必要になってくるのではないでしょうか。
デスクワークを中心とした職種では、多くの企業が「テレワーク」を実施しています。
どこにいても仕事ができる時代です。
会社に出社しなくても仕事ができるし、
職場の同僚と顔を合わさなくても、業務は遂行できるのです。
こういったでデジタルを活用し、
生産性の高い仕事を目指し、
効率的に職務が果たせる時代になりました。
そして、それらは当たり前の時代です。
その時代に沿って、美容室の働き方も改革を求められるでしょう。
現に、フリーランスで働く人、副業をしている人など、
様々な美容師としての働き方が、可能になってきました。
しかし、
そういった時代だからこそ、
忘れてはいけないものがあります。
個人主義が尊重される時代だからこそ、
より良い職場環境を築く上で必要なことは、
「チームワーク」です。
チームワークがなぜこれからの時代に、職場で必要なのか?
チームワークがこれからの時代に求められる
個々の価値観に合わせた多様性が求められるからこそ、
お互いが助け合い、支え合い、補い合う社風や環境が必要だと思うのです。
対局があるからバランスが取れます。
個の時代に傾けば傾くほど、互いが支え合う環境が必要です。
だからこそ、今まで以上に意識をして、
コミュニケーションの取りやすい職場と
互いを支援し合える風土作りが必要だと思うのです。
例えば、
帰宅時間(退社時間)が自由になれば、互いにすれ違いが起こりやすくなります。
ワンオペや個室での仕事が増えれば、コミュニケーションが取れにくくなります。
お互いが同じ職場で毎日顔は見るけど、
コミュニケーションをとる時間が少なくなれば、
互いに考えていることや感情が見えにくくなります。
それは、職場に不信感や不安を募らせる原因になります。
少しでも、互いの感情や考えていることが見えやすくなると、
信頼をし、分かり合えることができます。
昔は、社員旅行や、忘年会や、社内イベントなどを、
会社が半強制的に開催し、
社員は、それに参加せざるをえなかった時代がありました。
それはそれで、なんだかんだと、
お互いに、仕事以外の時間などにコミュニケーションをとることで、
様々なことが、共有できていたのです。
それが少しづつ不足してくると、不信感が生まれやすくなります。
互いの承認を得る機会が少なくなります。
そうすることで、業務的にも生産性が落ちやすく、
離職や転職にも繋がりやすくなります。
だからこそ、
互いに助け合ったり、支援し合える風土作りが必要です。
今までのように、
半強制的に、労働時間以外で何かイベントをすることが難しい。
しかし、
職場で困っている人がいたら声をかけてあげる
何か支援できることは、率先して行う
自分の得意とすることで、誰かをサポートできることは実践する
こういったことを、仕組みやルールとして明文化し、
どこかのタイミングで、
部署間を超えてコミュニケーションができる環境や時間を設けるのです。
会社として、
- 互いに円満なコミュニケーションが定期的にとれ、
- 会社が何を最も重要視しているのかをはっきりと伝え、
- 社内風土として浸透させていきます。
そして、互いに支え合い、助け合い、補い合う風土が浸透しているからこそ、
社員のライフスタイルに応じた働き方が実践できるのです。
人は一人では生きていけない。
当たり前のことです。
だから誰かの支援を受けるのも当然です。
しかし、周りに支えられて生きていけるのは、
常日頃、
まずは自分が誰かの困りごとに対して支援をする姿勢を持っているかどうかです。
このことを、職場でしっかりと風土化していくことで、
職場の中に、『安心して働くことができる』文化を根付かせることができます。
支え合う風土があるからこそ、『個』生かされるのです。
『個』だけを主張し合う集団では、『個々』を輝かせることは絶対にできません。
争い、競い、不信感が生まれ、常に不安と過ごすことになります。
結果それは、
条件だけが良く、互いに信頼することができない職場になり、
離職や転職が絶えない状態になるのではないでしょうか。
個人主義が認められる多様性の時代だからこそ、
互いが互いを思いやり、支え合う、
チームワークを意識した職場が求められるのではないでしょうか!