美容室経営は事業コンセプトが大切

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コロナ禍でも人時生産性2倍! 美容室の生産性を高め、美容師の働き方向上の仕組みを発信!

4店舗の美容室経営者:川崎元晴ブログ

 

会社や店の、提供価値が何かを明確にする

事業コンセプトというと、難しく聞こえるかもしれませんが、
自社の、お客様や社員に対する、『提供している価値』は何なのか?

それを求めている方(お客様・社員)は、どんな方なのか?

を、明らかにして、明確に決めておくことがこれからの時代、特に大切だと思うのです。

私たち企業は選ばれなければいけない

つまり、
例えば、社員さんは自分の人生の時間を使って、自分が働きたい会社を選んでいます。

その時に、自分の人生の目的や、将来の夢や、自分の価値観に最も近づける会社がいいに決まっています。

そこが、違うなと感じたら、やはりその瞬間に会社を辞める選択をするはずです。

社員さんは、自分の人生の時間という貴重な財産を使って、働く会社へ投資をしています。
そして、私たち経営者が社員さんに『雇用』されているのです。

と感じてみるとどうでしょうか?

『はっ、何言っているの? 経営者が社員に雇用されているってどういう事?』

と思われるかもしれませんが、
発想の逆転です。

私たちは、社員さんやお客様に雇用されている!

これ、誤解がないようにしておきたいのですが、
社員さんに雇用されているという事は、
経営者が、社員さんのいう事を聞かなければいけないとか、
社員さんの、顔色をうかがい、気にしていかないといけないという事では、全くありません。

どういう事かというと、

見方を変えてみるのです。

今、自社で働いてくれている社員の方たちは、

自分の人生を使って、自分の人生や生き方に価値を与えてくれる会社に、時間と労力を投資していて、
ここがいいと感じた会社を、社員さんは雇用しているのです。

私たち経営者は、雇われているので、
その社員一人一人の、時間と労力と知性という報酬を受け取りながら、
どんな価値を見返りに提供することが出来るのか?
を考えてみると、違った見え方がしませんか?

他社と同じような価値しか提供できなければ、

対して差がないものしか提供できなければ、

どこにでもあるものだ、と感じられてしまったら、

当然ですが、今の環境から離れていき、よりいいと思う方へ移っていきますよね。

普通に考えれば、
企業は、求めているタイプの人財を欲しがり、
それに見合った能力が求職者にあれば、
会社が雇用した、優秀な人材となるわけですが、

それと同じで、

社員が、自分の人生は、どんな働き方がしたいのか?

 

職業観、仕事観はそれぞれ違う!

自分の求める人生に適した働き方が出来る職場とはどういうものか?

プライベート重視で自由な働き方がしたい?
副業を認めてくれる柔軟な職場がいい?

できるだけ、たくさん稼げる職場がいいに決まっている?

それとも、自分の将来の為に能力アップできる職場を探してる?
独立を目指しているので、それまでに出来るだけ経営力や技術力が学べる職場?

自分の個性を思う存分発揮させてくれるところ?
それとも、とにかく楽しく気楽に過ごせる職場かな?

という具合に、一人一人の人生における価値観は違います!

そして、それに見合った職場を探しているはずです。

この価値観と、企業が提供できる価値がマッチした時に、『本当にいい職場』となるわけですね。

万人に対して、共通の良い職場ってないように思います。

そして、その社員さんに雇用されている企業が、どんな提供価値を差し出すことが出来るのか?

その企業の強みやウリ、大切にしている価値観や考え方などを、明らかにしていない会社もたくさん
あるのではないでしょうか?

だからこそ、『事業コンセプト』を明らかにしていく事が、今本当に必要なのです。

お客様があなたのサロンにどんな価値を求めているのか?

これは、お客様に対しても同じです。

私たち企業は、お客様に『雇用』されています。

お客様の、時間とお金を使い、どの企業に投資をして、どの企業を雇っているのか?

私たちは、選ばれるために、他社にない自社独自の提供価値を生み出していかなければいけません。

どこにでもあるものを、どこにでもあるやり方で、売ろうとしても、
それは、消費者の方々に、必要とはされないと思います。

お客様や、社員に、雇用をしてもらえるように、
私たちは、どんなサービスや商品、価値を差し出すことが出来るのか?

『我社の事業コンセプト』が今、
明確に、必要としている所へ発信が出来ていますか?

選ぶ時代、選ばれる時代、まさに多様性の時代だからこそ、

自社の強みを作り、数ある美容室の中で、とびぬけた価値を生み出していきたいですね。

定期的に、考えてみて、言語化してみてはいかがでしょうか?

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人時生産性を2倍にした高単価メニューの仕組み