店舗拡大は、共感と仕組み化

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コロナ禍でも人時生産性2倍! 美容室の生産性を高め、美容師の働き方向上の仕組みを発信!

4店舗の美容室経営者:川崎元晴ブログ

 

1店舗を3店舗まで拡大したい!

私の後輩の美容室オーナーさんに、こんな相談をうけました。

『今は1店舗ですが、○○歳までに3店舗まで増やしたいです。
しかし、右腕となる社員がいません。2店舗まで中途採用のスタッフでやっていきたいですが、
3店舗までに、右腕となる社員を育てないといけないと思うのですが、どうしたらいいでしょうか?』
ということでした。

私は、以下のように思ったので、その旨を伝えました!

 


拡大は、0-1を再現すること

大事なことは、どんな事業モデルで3店舗まで広げるのか?
を決めていく事です。

つまり、コンセプトやお客様のターゲット層はどうか?
どんなニーズを持ったお客様を集客するのか?
その顧客にどんなサービス(価値)を提供するのか?
ウリのメニューはなにか?

などを、明確にしていく必要があります。

他店と変わらない美容室であれば、広げたくても広がりません。
オーナーであるあなた個人のチカラでお客様が来店しているとしたら、
支店を作っても、そこにあなたがいなければ、あなたの既存店と同じ状態にはなりにくいですね。

あなたがいなくても、あなたの今の既存店と、同じ結果を再現できるように、
コンセプトやターゲット層、ウリのメニュー、サービスの提供価値、お客様とのチャネル(接点)
などを、明確にすることが重要です。

そして、その事業モデルの成功例を、仕組み化して、
他の場所、他の人、他の店舗でも、同じ成果が出せる(再現性)ように出来れば、
多店舗化は出来ます。

 

社長の右腕ってどうんな人?

また、右腕づくりと3店舗出店は、
どちらも目標だと思いますが、

リンクするものではありません。

右腕ができないと、多店舗出来ないとか、
多店舗化したから、右腕が出来るとかでは、全くないと思います。

先ず、3店舗までは、
社長一人でも事業を拡大出来ます。(もちろん店舗規模にもよりますが)

自分一人でも、3店舗ぐらいは運営できるのです。
大事なことは、事業のコンセプトと、収益性を上げる為の事業モデルプラン。
そして、仕組みです。

全て外部スタッフでも、育成スタッフでも、
やろうと思えば、難しくなく出来ると思います。

仕事やマネージメントを、
人の能力に依存したスタイルをやり続けると、
多店舗するのに、自分を同じような人が他にも必要になるのです。
※これは、出来ないことはないですが、多くの人は上手くいっていないと思います。

また、
右腕というものは、
自分(オーナー)の価値観やビジョンに『共感』してくる社員のことです。

信頼関係が強く、共にビジョンの達成に向けて歩んでくれる人。
相手が、この人(オーナー)のビジョンに乗っかったら、自分の未来や人生もより良くなりそうだと、
感じてくれる人のことです。

その度合いが最も強く、
それでいて、自分にないものを持っている人が、一番の右腕になると思います。
そして、長く自分と同じ道を歩んでくれるでしょう。

今、自分のまわりにいないという事は、
あなた(オーナー)が、ビジョンやバリュー、ミッションを語っていない(発信していない)、
もしくは伝わっていないからかもしれません。

語らないところに、共感者は集まりません。

 

会社の拡大とは、共感と仕組み化

つまり、いつになったら右腕ができる、というものでもなく、
どのくらいの規模に会社がなれば、できるというものでもありません。

オーナーの仕事は、共感してくれる人を増やしていく事です。
その為に、自分や自社の価値観を発信してくことです。

店舗拡大は、
今の既存店の成功要所を、仕組み化して、再現性を高める(支店でも同じ成果が出せる)ことが出来れば、
3店舗までは、充分社長の目が行き届く範囲ですので、

本気でやれば、○○歳手前でも実現できると思います。

事業(会社)を大きくしていこうと思えば、
ビジョンに共感をしてくれる人を増やすことと、
0-1で成功したことを、自分以外の人でも再現できるように仕組み化をすること、
この両軸が必要ではないでしょうか?

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人時生産性を2倍にした高単価メニューの仕組み