カウンセリングに必要な視点

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コロナ禍でも人時生産性2倍! 美容室の生産性を高め、美容師の働き方向上の仕組みを発信!

5店舗の美容室経営者:川崎元晴ブログ

相手に心地よいコミュニケーション

本日のブログ記事は、
お客様の『カウンセリング』というよりは、
対人関係全般に必要な話になるかもしれません。

人は、誰かに寄り添おうとすればするほど、
ついつい、相手に入り過ぎてしまうことがあります。

程よい距離感を持って、相手と向き合うことで
適切なコミュニケーションがとりやすくなります。

しかし、近づきすぎると、本質を見失いやすく、
誤った捉え方をしてしまうこともあります。

美容室にご来店頂く、お客様とのカウンセリングでも
同じことが言えます。

先入観を持たずに、適度な距離を保ちながら、
あくまで客観的視点と、相手の立場に立った視点

両方から観察をしていくことで、
相手の、その時の気持ちを察することが出来るのです。

相手をなんとかしてあげたい、
相手を変えてあげたい、
相手を良くしてあげたい、

その想いだけが強く働き、
観察するという感覚を持たずに、息巻いてしまうと、
自分自身の思い込みや、捉え違いが起こりやすくなります。

思い込みは判断を謝ります。

相手の、息遣いや、目の動き、話すペース、
その時の態度や、表情、雰囲気などを
客観的に観察しながら、

それでいて、自分が相手の立場であれば、
どんな気持ちだろうか?
想像してみる感性が大切です。

特に、美容師さんは、
プロフェッショナルな仕事ですし、
毎日たくさんのお客様を担当しているので、
自分の中の正解がたくさんあります。

それらの多くは、確かに正解なのですが、
それは、100%ではなく、
人によって不正解になることもあります。

先入観を捨てて相手と向き合う

プロとして考えるのであれば、
常に、自分の既成概念を疑う柔軟さが、
自分の感性を、
更に進化させ続けることに繋がります。

既成概念や思い込みを捨て、
相手の立場に立った自分をイメージして、

自分がその人だったら、どうするだろう?
何を思うだろう?
どうして欲しいだろう?

と、考えることで、
本質的な相手の悩みや願望、欲求が
見えてくるのではないでしょうか。

特に、新規のお客様のように
初めてご対面する方などは、
緊張で、自分の気持ちを相手に伝えることができません。

部下や後輩、現場のスタッフさんもそうです。
やすやすと上司には、本音で話せないものです。

だからこそ、
組織のリーダー的立場の方であれば、
こういった、
客観的視点と、相手目線での視点

更に付け加えるとすれば、
『対局視点』が必要だと思います。

対局視点とは、
自分と真逆の考え方や感性を、見る力です。
否定するのではなく、対局を見る!
物事は、対局があるから、成り立つこともあります。

自分と違う考え方を否定するのではなく、
対局にはそういった考え方もあるのかと、
視点を広げることで、
自分の選べるカードは増えていきます

いかがでしょうか?

思い込みを捨て、程よい距離感で相手と向き合うことで、
見えてくるもがあります。

多くは、愛情と正義感が人を執着させてしまいます。

だからこそ客観的(俯瞰的)視点と、
相手目線、そして対局思考、

これらを意識して、
相手に向き合うことができれば、
相手を受け入れ、相手に寄り添い、相手の考えに近づける
のではないでしょうか。

 

 

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人時生産性を2倍にした高単価メニューの仕組み